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戦後補償を考える 「建国記念の日」不承認のつどい

戦後補償を考える 「建国記念の日」不承認のつどい

20200211「建国記念の日」 (37)

集会宣言

 

 元「徴用工」被害者への韓国大法院判決や安倍政権の韓国への輸出規制によって、日本国内に「嫌韓」ムードが広がっている中、2月11日に第54回「建国記念の日」不承認2・11大阪府民のつどいが大阪市内で開かれ、250人が集まりました。

 

 集会は趙博さんによる朝鮮の伝統的芸能「パンソリ」の演奏にはじまり、「日本と朝鮮半島の関係をどうつくっていくのか」と題して大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長の内海愛子さんが記念講演しました。内海さんは、東京裁判で植民地支配が裁かれず、日本の戦争指導者たちに恩給が支給される一方、朝鮮人や台湾人の多くが、戦後「日本国籍」を失ったことを理由に恩給や遺族年金も得られなかったことに触れ、日本が戦後補償を誠実にしていないことを指摘。「日本の戦後処理について朝鮮半島との関係で何をやってきたのか何をやらなかったのか、繰り返し考えることが大切」と語りました。20200211「建国記念の日」 (108)

 

 意見発表で、公立中学校教員のキムミヂャさんが「民族学級について」をテーマに発言。大阪市立高等学校教職員組合副委員長の河内正さんが大阪市立高校の府移管の問題について、大阪民衆史研究会の二宮一郎さんが「火垂るの墓」記念碑建碑実行委員会の活動についてアピールしました。

 

 参加者からは「改めてこの時代の歴史について学びなおしたいと思いました」(大障教組合員)など感想が寄せられました。

「変形労働時間制」導入反対の声を国会に!

「変形労働時間制」導入反対の声を国会に!

「『一年単位の変形労働時間制』、導入反対の請願署名」にご協力を

署名用紙

 

この制度は時間外勤務の実態を覆い隠すだけで、長時間過密労働の解消にはつながりません。それどころか、「1年単位の変形労働時間制」が学校現場に導入されれば「8時間労働」の原則がこわされ、長時間労働が助長されることにもつながりかねません。これは、教職員のいのちと健康にかかわる重大な問題です。

 

わたしたち教職員が求めるのは、少人数学級の実現、教職員定数の抜本的改善、一人あたりの業務量を縮減することです。
教職員のいのちと健康を守り、ゆきとどいた教育をすすめる立場から、法案を徹底審議のうえ、廃案にすることを求めます。ぜひ、請願署名にご協力をお願いいたします。

11/24教育課程づくり集会について

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 来年度より順次各校種で、「新学習指導要領」が本格実施されます。どの校種においても、授業内容の増加に加え、高度化やスキル化に傾倒しています。示されたものをそのまま行えば、間違いなく、学校全体が疲弊することは見るもあきらかです。

 

 そのような状況だからこそ、1 人ひとりの教職員が専門性を発揮し、教育内容の精選、子ども、教職員の合意のもと、民主的に編成された教育課程、教育課程づくりが求められます。そして、来年度の教育課程づくりが始まる秋の時期に、標記集会を開催することは、大きな意義があります。
 つきましては、以下のように集会を開きますので、積極的な参加をお願いいたします。

 

<11.24教育課程づくり集会>

 

日時:11月24日(日) 13:00~(予定)

 

場所:アネックスパル法円坂 3階2号

 

内容:ミニ学習会、シンポジウム、記念講演

大学入試の英語民間検定利用を中止させよう!

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「大学入学共通テスト」に英語「資格・検定試験」結果の活用中止を求める要請書

 

 文部科学省は、現在の高校2年生を対象に、「大学入学共通テスト」(現センター試験)の英語において、民間の「資格・検定試験」結果を活用しようとし、関係者や世論、野党の反対を受けて「延期」を表明しました。

 しかし、そもそも大学入試に英語民間検定を使うことには次のような問題があります。

 

① 英語民間検定は、料金や会場、時期、回数などがバラバラで、経済格差や地域間格差を生じさせるおそれがある。これを受験で使うことは公平性や公正性の面で問題がある

② 各英語民間検定の目的や評価基準の違い、検定試験のスコアとCEFRの対照の正当性など、英語民間検定を受験で利用することそのものへの疑問がある

③ 試験の運営が民間検定試験団体に丸投げされ、第三者が監視・監査する制度がない

④ 会場や人手の確保が難航しているとの情報もあり、高校会場の利用等が行われれば、公正・公平が担保されるか懸念があり、また会場準備等で高校教員の負担が生じること

⑤ 合否判定に使わない、または、最小限の影響しか与えない使い方でありながら全員に受験を課す国立大学が多く、受験生は不合理な経済的・時間的・精神的負担を強いられること

 

 

 普段の授業とかけ離れた 「民間検定」を、公平・公正さが最も重要視される入試に活用すること自体に大きな問題があります。全国高等学校長協会や大学教員などからも、延期を求める声や、活用中止を求める声が多くあがっています。 これは、単に大学入試にのみ関わる問題でなく、「民間検定」を公教育に持ち込ませない運動です。ぜひ署名にご協力ください。

 

 署名締め切り:2019年12月末

 署名の送付先:〒543-0021大阪市天王寺区東高津町7-11大阪府教育会館706 大阪教職員組合

2020年1月大退教新春学習会

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大退教新春学習会

「一人ひとりが輝く希望ある明日へ!」

~安倍9条改憲と維新大阪壊しを打ち破る課題と展望は?~

 

チラシPDF

 

■学習会の主な内容

①まるたせんせの「お楽しみショー」 出演:五島丸太さん

 

②講演―安倍9条改憲と維新大阪こわしを打ち破る課題と展望は―

 講師:冨田宏治さん(関西学院大学教授、大阪革新懇代表世話人)

 

とき:2020年1月25日(土)13時開場、13時30分~16時30分

 

場所:大阪市立社会福祉センター3階第1会議室

 

参加費:無料、どなたでも参加できます。

 

主催:大阪退職教職員の会

教育のつどい大阪2019南河内ブロック レポート募集中

20190922教育のつどい大阪教育のつどい大阪2019南河内ブロック

(チラシはこちら

 

<全体会>

こどもとおとな、のびのびほっこり絵本ライブ

お話:あおきひろえさん(絵本作家)

 

 

日時:9月22日(日) 開会13:30~(開場13:00)

会場:大阪狭山市文化会館SAYAKAホール

   (南海高野線「大阪狭山市」駅より徒歩3分)

参加費:無料

 

歓迎行事

合唱「ぞうれっしゃがやってきた」

合奏「鍵盤ハーモニカ楽団」

 

 

《分科会レポート募集しています!》

問題別分科会 2020年1月19日(日)9時30分~

教科別分科会 2020年1月25日(土)9時30分~

 

それぞれ実践レポートを募集してます。レポート提出は以下のアドレスへ。

https://daikyoso.wixsite.com/kyoikunotsudoi

教育をもっと充実し、長時間労働をなくすため「せんせいをふやそう」!ネット署名にご賛同ください!

教育をもっと充実し、長時間労働をなくすため「せんせいをふやそう」!
ネット署名にご賛同ください!

 せんせいふやそう

「どの子も大切にしたい」「いい授業がしたい」という、わたしたち教職員の願いが深刻な長時間労働により押しつぶされています。

子どもたちひとりひとりが大切にされ、教職員が決められた勤務時間の中で、教育本来の仕事ができるように、正規の教職員を増やすことが大切です。

 

「せんせい ふやそう」のネット署名にご賛同ください。
※「せんせい ふやそうキャンペーン」の「せんせい」とは、学校のなかで子ども
たちの教育に責任をもつすべての教職員のことです。

 

ツイッター せんせいふやそうキャンペーン
ネット署名 http://chng.it/YNMhpMsJcN

 

2019年度 めざそう!!仲間とともに なにわの教員採用選考学習

めざとも
2019年度 めざそう!!仲間とともに なにわの教員採用選考学習

チラシ

 

●第1回:5月18日(土) たかつガーデン8階たかつ

 

●第2回:6月8日(土)、第3回:6月15日(土) たかつガーデン8階たかつ

 

●時間はいずれも、13:30~です。

 

●参加には事前申し込みが必要です。申し込みは、チラシについている申し込みハガキのみとします。チラシが手に入らない方は、データをプリントアウトし、記入の上、葉書に貼り付けてお送りください。

 

 「めざそう!!仲間とともに なにわの教員採用選考学習会」―略称「めざとも」は、「ともに励まし合いながら合格をめざそう」と06年から始まった、教員採用選考学習会です。今年も採用選考を受けるメンバーや正規採用された「めざとも」卒業生などで実行委員会をつくり、いろいろな思い・アイデアを出し合い、学習会を準備しています。ご参加を心よりお待ちしています。

第30回青年フェスタのご案内

第30回青年フェスタ 30回だヨ!全員集合! みんなで一緒につながり広げよう

チラシ表 チラシ中面

 

20190216

 

 青年フェスタは今年で第30回をむかえます。教育現場の多忙化や社会情勢が変化する中でも、「学び」「つながり」の場を大切に、実行委員会が中心となって開催されています。

 

日時:2/16(土) 13時 ~ 2/17(日)12時50分

 

会場:大江戸温泉物語グループ 箕面観光ホテル

 

日帰り参加費(2日間共通):2000円(学生無料)
宿泊(2食付):19000円

 

※教職員以外の参加も可能です。お気軽にお問い合わせください。

 TEL: 06-6768-2330

 

16日
13:00~ 全体会・記念講演
15:30~ レポート交流会
19:00~ 夕食交流会
21:00~ 二次会

 

17日
9:20~ 実技講座(1部)
11:00~ 実技講座(2部)
12:25~ 終わりのつどい

 

講座は2つ選べます

 

レポート交流会(10分科会)
1.たのしい職場づくり
2.生徒指導
3.平和教育
4.学校行事
5.クラスづくり(低)
6.クラスづくり(高)
7.授業づくり
8.特別支援学級
9.特別支援学校(知的)
10.特別支援学校(肢体・病弱)

 

実技講座 多彩な講師陣

●臨時教職員制度にかかわるQ&A・交流会
(大教組臨時教職員部)
●生徒指導・進路指導
(矢寺秀樹さん/元守口市中学校)
●みんなとつながる学級づくり・ゲーム
(日本生活教育連盟)
●話術
(牧野篤さん/ラジオDJ・MC)
●作文
(土佐いく子さん/なにわ作文の会)
●たのしい算数
第1部 小1~小3
第2部 小4~小6

(数教協)
●担任でもできる合唱指導

(豊中市小学校教諭)
●憲法から学ぼう

(関西勤労者教育協会)
●どうなん道徳?!
(山口隆さん/大阪教育文化センター)
●絵本
(鈴木健司さん/読み聞かせボランティアサークル三丁目の鷹)
●特別支援
第1部
「子どもの目が輝く授業づくり」
第2部
「毎日の取り組みや悩み相談」
(熊本勝重さん/元大東市小学校)
●情報モラル
(LINE株式会社)

 

記念講演

「受け身」な子どもから「自ら考え行動する」子どもへ
~今、教師が大切にしたいこと~

宮下 聡さん 都留文科大学特任教授

 東京都の中学校教員より現職。教師を目指す学生と学び合い、語り合うとともに、現役の教師を励まし、その支えとなっている。
 子どもを「人間の役に立つ道具」ではなく、一人の「愛の対象」としてとらえることを主眼に置くことで子どもの見方を変え、自然なかかわり方ができる教師の育成を目指している。
 著書「中学生になったら」「子どもにかかわる仕事」等。

 

はじける青年パワー 教育のつどい大阪2018泉北ブロック

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 10月20日、「教育のつどい2018全体会」がサンスクエア堺で開催されました。泉北ブロックの多くの労働団体・民主団体で実行委員会をつくり準備を重ねてきました。現地青年による「よさこいソーラン」で開会、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんによる講演が行われ、多くの教職員・父母・府民が参加しました。

 

 

共同を広げ
教育施政策の転換へ

 

 現地青年による「よさこいソーラン」で幕開けした全体会。「絆」をテーマにした動画を背に30人以上の青年たちの迫力のある踊り、エネルギー溢れる姿に、会場は自然に手拍子で包まれ大いに盛り上がりました。
 大阪教職員組合の小林委員長はあいさつで、安倍内閣の「改憲シフト人事」に触れ、異常なまでの改憲の動きは、「戦争する国づくり・人づくり」をすすめることがねらいだと強調。憲法と子どもの権利条約が輝く教育や社会を築くために対話と共同を職場・地域から大きく広げようと述べました。
 続けて、維新府政による「中学生チャレンジテスト」「高校つぶし」などの教育こわしに、父母・保護者・教職員で問題を共有し、教育政策を抜本的に転換させようと呼びかけました。

 

 

新指導要領に立ち向かおう

 

 大瀬良教文部長は、基調提案とともに「私たちは教育に何を求めるか」と題して、ミニ講演を行いました。小中学校で移行措置期間となっている「新学習指導要領」には「一部のエリート育成」と「国家に従順な人づくり」のという2つのねらいが根底にあると述べ、4月から小学校で始まった道徳の教科化について、時の権力に内容を左右される危険があると語りました。また、現場で問題点を明確にし、どう立ち向かっていくのかについて、参加者から「わかりやすく見通しがもてた」「今後の展望が示されて元気がでた」などの声が寄せられました。

 

 

 

20181020_02全体会講演 フォトジャーナリスト安田菜津紀さん
ファインダー越しに見た世界の子どもたち~取材から見えてきたもの~

 

 

近代化が生む格差と貧困

 

 シリアやヨルダンなど世界の国々を訪れ、フォトジャーナリストとして活躍される安田さんが、これまでに最も多く訪問した国は「カンボジア」でした。
 「人のつながり」とは何なのかと考え、高校生のとき「国境なき子どもたち」のプログラムに参加したことが今の仕事につくきっかけでした。カンボジアでトラフィックチルドレン(人身売買の被害にあった子どもたち)が保護された施設を訪れ、過酷な状況でも家族を思うつながりの深さに驚いたと語りました。
 内戦後、復興へと歩むカンボジアの写真には、首都プノンペンに建つ高層ビルやイオンモールが、発展、近代化を象徴しています。しかし、2枚目は、観光客が出すゴミやペットボトル、鉄くずを拾って、それらを売り、生計を立てている現地の人々の写真でした。現実には、「格差が広がり続けている」と話しました。

 

 

紛争は命くらしを奪う

 

 シリアの「空爆の被害を受けた子ども」や「紛争後に残っている不発弾」の写真から、紛争によって家族が殺され、難民となった人々の苦しみを伝えていました。
 かわって次の写真は「紛争前シリアの夜景」。それを見て、会場からはその美しさに驚きの声があがりました。紛争は、人のつながりや命を奪うものだと戦争、紛争の悲惨さを強く訴えました。
 続けて、東日本大震災の津波被害の写真には、仮設住宅が撤去されていく中、そこでつながり成長していく人々の姿の写真から、そのつながりは、「家族を超えた特別なもの」であると語りました。

 

 

平和のためにできること

 

 最後の一枚は「シリア南部の学校の風景」。紛争によって偏見や差別が広がるシリア南部。しかし、分断されたシリア人とヨルダン人の子どもたちは、学校で共に育ち、みんな一緒に笑顔で下校しています。安田さんは、希望を感じ、シャッターを切ったと語りました。
 写真を通して、戦争、貧困によって苦しむ人々に、私たちにできることは、「想像力を働かせ、考え、自分の軸を広げること、平和のために行動することだ」と話し、教育現場で子どもたちと分かち合うことができると語りました。
 参加者からは、「自分にも平和ための役割があると感じた」「想像して考えるということが心に残った」など多くの感動の声が寄せられました。

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