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2011年

<ニュース>「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許すな 8団体が宣伝

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<ニュース>「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許すな 8団体が宣伝

 

 橋下徹大阪府知事が代表をつとめる大阪維新の会が、大阪府議会・大阪市議会・堺市議会に提案すると報じられている「教育基本条例案」と「職員基本条例案」を阻止しようと、大阪教職員組合や大阪憲法会議など8団体は9日、大阪府庁前で宣伝行動を行いました。

 

 炎天下、80人が参加し、チラシを配布。「府職員の勤務・労働条件に関わる事項は十分な労使協議を行い、知事が議会に対し提案し、審議を求めるべきもの。大阪維新の会が一方的に条例案を提案し、強行可決することは許されない」(府職労)、「教育は選挙で多数を得たことを根拠に行政執行をすすめる政治行為とは本質的に異なり、条例や命令はなじまない。教育基本条例案は、公教育への政治的介入、教育委員会制度の根幹を否定するものだ」(大教組)など、5団体から代表者がそれぞれの立場で訴えました。

 

 この日は大阪府下各地で、地域の共同センターによる宣伝がとりくまれ、府民に条例案のねらいを知らせ、阻止を呼びかけました。

 

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「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許すな 8団体が宣伝

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<ニュース>「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許すな 8団体が宣伝

 橋下徹大阪府知事が代表をつとめる大阪維新の会が、大阪府議会・大阪市議会・堺市議会に提案すると報じられている「教育基本条例案」と「職員基本条例案」を阻止しようと、大阪教職員組合や大阪憲法会議など8団体は9日、大阪府庁前で宣伝行動を行いました。
 炎天下、80人が参加し、チラシを配布。「府職員の勤務・労働条件に関わる事項は十分な労使協議を行い、知事が議会に対し提案し、審議を求めるべきもの。大阪維新の会が一方的に条例案を提案し、強行可決することは許されない」(府職労)、「教育は選挙で多数を得たことを根拠に行政執行をすすめる政治行為とは本質的に異なり、条例や命令はなじまない。教育基本条例案は、公教育への政治的介入、教育委員会制度の根幹を否定するものだ」(大教組)など、5団体から代表者がそれぞれの立場で訴えました。
 この日は大阪府下各地で、地域の共同センターによる宣伝がとりくまれ、府民に条例案のねらいを知らせ、阻止を呼びかけました。

「教育基本条例案」「職員基本条例案」の撤回を求める署名

子どもたちの学ぶ権利を奪い、府民の願いに反する

「教育基本条例案」「職員基本条例案」の撤回を求めます

署名用紙はこちら

 

 橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」は、「教育基本条例案」「職員基本条例案」を9月大阪府議会・大阪市議会、11月堺市議会に提出し、成立させようとしています。

 大阪の教育・子育てに関わる団体・個人でつくる「子どもと教育・文化を守る大阪府民会議」が、条例案の撤回をもとめて署名をはじめました。ぜひご協力ください(署名はどなたでもご協力いただけます)。

<府民のみなさんへのアピール>

  「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許さない府民集会が、9月6日にエルおおさか大ホールで開かれました。「条例案の提出・強行をやめさせよう」と、会場に入りきらないほどの府民が参加しました。

 府民集会の主催8団体が、条例案の提出・強行を許さないとりくみをすすめようと<府民のみなさんへのアピール>を発表しました(PDFはこちら)。

 

 <府民のみなさんへのアピール>

 教育の政治的支配をねらい、子どもを過度の競争にかりたてる「教育基本条例案」、

 首長いいなりのものいわぬ職員づくりをねらう「職員基本条例案」の強行は、絶対に許されません。 

 

20110906_01.jpg 府民のみなさん。
 8月22日橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」は、教育の政治的支配のもと、子どもを過度の競争にかりたて、公教育をこわす「教育基本条例案」と首長いいなりのものいわぬ職員づくりをねらう「職員基本条例案」の概要を公表し、9月大阪府議会・大阪市議会に提出するとしています。
 府民要求でもない「大阪維新の会」の条例案に対し、多くの識者が疑問や異論を表明しています。文部科学省出身で、京都造形芸術大学の寺脇研教授は、「日本の教育史上、ここまで教育現場を縛る条例案はない。こういうのを教育の政治利用と言う。そもそも教育委員会を独立させている理由は、選挙目当てに使わせないためだ」と厳しく批判し、中西正人大阪府教育長も、8月26日の記者会見で「条例の内容を直ちにすべてすすめれば、大阪の教育は大混乱する。大阪の教育にとって良くないということは言っておきたい」と、教育行政の責任者からも明確に異論が表明されています。
 戦前の教育が政治に支配され、侵略戦争を推進する役割を担わされたことの反省から、戦後の教育は、政治からの中立性や自主性を保つために、独立した委員会として教育委員会制度が導入され、首長への権限集中を防ぐものとされました。
 首長が設定した目標に到達しなかった教育委員を議会の同意を得て罷免すること、府立高校の学区を撤廃すること、「学力調査」結果を市町村別・学校別に公開することなどを一方的に盛り込んだ「教育基本条例案」のねらいは、過度の競争を激化させ、競争に勝ったものだけを手厚く面倒を見て、競争に負けた子どもたちを切り捨てることです。
 また「条例」を口実にして、教育委員会制度を形骸化させ、政治が教育に全面的に介入し、時の政治権力に従順な教職員をつくり、財界が望む「競争主義と管理主義」教育を徹底することをねらうものです。
20110906_02.jpg 「職員基本条例案」は、地方自治体の幹部を公募制にし、時の首長の意のままになる幹部採用をできるようにし、職員の一定数を相対評価で必ず最下位評価にし、2年連続で最下位評価となった職員を免職できるようにするなど、関西財界と民間大企業主導の政策をすすめるため、ものいわぬ職員づくりをねらい、憲法15条「公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」を蹂躙するものです。
 今、府民のみなさんが学校や教育に求めていることは、「経済的心配なく学校に通わせたい」「学校の耐震化を急いでほしい」「楽しく学校に通い、しっかり学んで成長してほしい」などです。深刻な不況と失業、非正規労働が増えるなかで、府民のみなさんが職員に望んでいることは、府民の生活と権利を守ることのではないでしょうか。
 府民のみなさん。
 「大阪維新の会」の「教育基本条例案」「職員基本条例案」提出は、子どもたちの成長・発達を保障する教育行政をすすめるのか否か、住民の福祉の増進、命とくらしを守る地方行政をすすめるのか否かが問われる重大問題です。9月大阪府議会・大阪市議会での「大阪維新の会」の政治的暴走を許さず、「教育基本条例案」「職員基本条例案」の強行を許さないたたかいを、ご一緒にすすめようではありませんか。 

 

         
2011年9月5日            子どもと教育・文化を守る大阪府民会議    代表  藤木 邦顕
憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議     幹事長 梅田 章二
自由法曹団大阪支部           支部長 伊賀 興一
民主法律協会              会長  萬井 隆令
国民救援会大阪府本部          会長  戸谷 茂樹
全大阪労働組合総連合          議長  川辺 和宏
大阪自治体労働組合総連合        委員長 前田 仁美
大阪教職員組合             委員長 田中 康寛

「教育基本条例案」撤回を 3委員長が声明発表

>>>「教育基本条例案」撤回を 3委員長声明(全文)

 

 大阪教職員組合、大阪府立高等学校教職員組合、大阪府立障害児学校教職員組合の委員長が連名で、8月31日に「憲法改悪へ、教育の政治支配をすすめ、公教育を破壊する『教育基本条例案』に反対し、撤回を求めます」を発表しました。 

 

 作家のあさのあつこさんや映画監督の山田洋次さんなどが呼びかけ人となって、発表したアピール「『君が代条例』の廃止をもとめます」はこちら

「君が代強制条例」の廃止を 山田洋次さん、あさのあつこさんらがアピール呼びかけ

 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪府知事)が、大阪府議会・大阪市議会・堺市議会に「教育基本条例案」と「職員基本条例案」を提案すると言われている中、作家のあさのあつこさん、映画監督の山田洋次さん、元日本教育学会会長の堀尾輝久さんなど、著名人51人が呼びかけ人となって、アピール「教育に強制はなじまない『君が代強制条例』の廃止をもとめます」を発表しました。

 

 アピールには教育関係者など693人が賛同しています。

 

   大阪教育文化センターがアピールを掲載したチラシをつくりましたので、公開します。

    教育に強制はなじまない「君が代強制条例」の廃止をもとめます_表 

    教育に強制はなじまない「君が代強制条例」の廃止をもとめます_裏

 

  9月6日(火)18時30分から、「『教育基本条例案』『職員基本条例案』を許さない府民集会」を開きます。詳細はこちら

「君が代・愛国心」強制条例 ごいっしょに考えてみませんか

「君が代・愛国心」強制条例 府民向けチラシ表面

 “強制・命令”で子どもと教育よくなりますか?

 全国にも例を見ない条例での「君が代・愛国心」強制。9月府議会には、従わない教職員を処罰する「処分」条例を検討という橋下知事さん。強権政治による「強制・命令・処分」の教育で、豊かな学校教育が保障できるのでしょうか。

「君が代・愛国心」強制条例 府民向けチラシ裏面

 「日の丸・君が代」を支持する人も、しない人も、お互いの思いを尊重することが大切ではないでしょうか

 ・「思想・良心の自由」侵してはならない 憲法19条

 ・オリンピックで使われる旗や歌は…

 ・「国旗・国歌」―国民と教育に強制・義務づけはしない 世界の国の常識

「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許さない府民集会

政治の介入による公教育への破壊

ものいえぬ府民・職員づくりをねらう

「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許さない府民集会(チラシはこちら

 

日時:9月6日(火)18時30分~

会場:エルおおさか大ホール(地下鉄・京阪「天満橋」駅から徒歩3分)

講演:堀尾 輝久さん(東京大学名誉教授、元日本教育学会会長)

各界からのあいさつ、リレートークなど

 

 ●公教育を全面的に破壊し、上からの命令・強制、処分で徹底した教育支配の「教育基本条例」案と公務員全体を統制・管理する「職員基本条例」案。「府立高校学区全廃、3年連続で定員割れすれば学校を統廃合」「小中学校にも学校選択制の実施を強要」「3回職務命令に違反すれば直ちに免職」「学力テストはすべて市町村別・学校別に公表、いっそうの競争教育に拍車」「知事・市長が教育目標を決め、これに従わない教職員を処分で排除」など異常な教育・公務労働破壊の条例案。ゆるさないとりくみに全力を!

 

    主 催:子どもと教育・文化を守る大阪府民会議/憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議/自由法曹団大阪支部/民主法律協会/日本国民救援会大阪府本部/全大阪労働組合総連合/大阪教職員組合/ 大阪自治体労働組合総連合

 

   連絡先:大阪教職員組合 TEL 06-6768-2330

 

  大阪教職員組合の討議資料<なぜ今、「君が代・愛国心」を強制する『条例』ですか?(大阪教育号外)>も、ぜひお読みください。

大阪教育1816号(2011.8.10発行)

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>>>大阪教育1816号(2011.8.10発行)

  1面・・・思想・良心の自由 教育を守ろう

>>>大阪教育1816号 

  2・3面・・・点数教組に駆り立てる「学テ」やめ、教育条件整備を

>>>大阪教育1816号 

 4面・・・実践にすぐ役立つ先輩のアイデア34 など

大阪教育号外(2011.7.10発行)

 

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>>>大阪教育号外(2011.7.10)

  1面・・・なぜ今、「君が代・愛国心」を強制する『条例』ですか?

  2面・・・1.「条例」で強制化する法的根拠はどこにもない

  3面・・・2.国民の中で意見が、大きく分かれる問題

  4面・・・3.国旗・国歌の義務づけをしないのは、近代国家の常識

  5面・・・4.教育に命令・強制はなじまない

  6面・・・5.財界中心の強権府政の推進へ

  7面・・・6.今、大阪府政と教育に求められていること

  8面・・・7.子どもと教育を大切にする、府民が主人公の大阪府政の実現へ

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