第50回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいに220人
第50回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいが、2月11日にホテルアウィーナ大阪で開かれ、220人が参加しました。主催は、「建国記念の日」反対大阪連絡会議です。
上野順子琉舞研究所による文化行事の後、沖縄出身のSEALDs RYUKYUの学生が基地問題についてスピーチ。
昨年広がった安保法(戦争法)に反対する国会前デモを支えてきた弁護士の山口真美さんが「『戦争する国』づくりに、どう立ち向かうか」と題して記念講演し、安倍政権が「新たな戦前」への道を開こうとしており、国家安全保障会議の設置や秘密保護法、2016年度予算案で初めて5兆円台となった軍事費など、全面的な安全保障戦略の転換をすすめていることを指摘。合わせて、安倍政権による教育委員会制度の改悪など教育への政治介入は、「戦争に国民を動員する体制づくり」だと批判しました。
一方で、戦争法反対運動が盛り上がったことについて、憲法が70年かけて培ってきた平和と民主主義、それらを蹂躙する安倍政権への怒りが背景にあることを説明し、自身も弁護士として参加した8月30日の国会前デモで、「万を超す国民が国会を取り巻いたことが政治家に衝撃を与えた」と話しました。戦争法強行後も運動が持続していることが、朝日新聞世論調査(1月16日・17日実施)で「安倍政権のもとで憲法の改正をめざす政党の議席が、参院全体の3分の2を占めたほうがよい33%、占めないほうがよい46%、安全保障関連法に 賛成31% 反対52%」と数字で表れていることを述べました。
最後に、つどいが50回の節目を迎えたことに触れ、「日本や大阪の『いま』を直視し、安倍政権や『維新』政治につながる思想・文化・歴史認識と対決していく決意を新たにします」という集会宣言を採択しました。