サイト内検索  

2018年

第53回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどい

第53回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどい
【大教172号】添付第53回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいフライヤー
 戦後「紀元節」の復活を狙う政府は、1966年に「紀元節の日」であった2月11日を「建国記念の日」と制定しました。大阪教職員組合が加盟する「建国記念の日」反対大阪連絡会議は、「建国記念の日」が①神武天皇即位という歴史的実証的根拠を全くもたない非科学的な「建国」で、国民の歴史意識を混乱させること、 ②軍国主義復活に結びつける意図が明瞭であること、③なによりも主権在民の憲法の精神に反していること-を理由に1967年以来毎年、不承認のつどいを開き、府民としての意思を示してきました。また、平和と民主主義に関わる時々の課題を取り上げ、私たちの立場からの文化創造をめざしてきました。

 

 今回は、京都府立大学文学部歴史学科教授の小林啓治さんに「日本国憲法制定と天皇制・民主主義-戦後初期の象徴天皇制論から現代的課題を考える-」をテーマに講演していただきます。日本国憲法が制定され、天皇主権から国民主権に転換した戦後初期、象徴天皇制や民主主義はどのように議論されてきたのか。現天皇の退位、新天皇の即位が予定される中、当時の議論が私たちに投げかける課題について、お話いただくことにしています。文化行事は久保比呂誌さんによる津軽三味線です。

 積極的なご参加をよろしくお願いします。

 


日時 2019年2月11日(月・休)午後1時30分開会

 

会場 大阪府教育会館たかつガーデン8階

 

内容 ・講演 日本国憲法制定と天皇制・民主主義-戦後初期の象徴天皇制論から現代的課題を考える-
   ・講師 小林 啓治さん(京都府立大学文学部歴史学科教授)
   ・文化行事 久保 比呂誌さん(津軽三味線)

 

参加費 500円

 

主催 「建国記念の日」反対大阪連絡会議

第30回青年フェスタのご案内

第30回青年フェスタ 30回だヨ!全員集合! みんなで一緒につながり広げよう

チラシ表 チラシ中面

 

20190216

 

 青年フェスタは今年で第30回をむかえます。教育現場の多忙化や社会情勢が変化する中でも、「学び」「つながり」の場を大切に、実行委員会が中心となって開催されています。

 

日時:2/16(土) 13時 ~ 2/17(日)12時50分

 

会場:大江戸温泉物語グループ 箕面観光ホテル

 

日帰り参加費(2日間共通):2000円(学生無料)
宿泊(2食付):19000円

 

※教職員以外の参加も可能です。お気軽にお問い合わせください。

 TEL: 06-6768-2330

 

16日
13:00~ 全体会・記念講演
15:30~ レポート交流会
19:00~ 夕食交流会
21:00~ 二次会

 

17日
9:20~ 実技講座(1部)
11:00~ 実技講座(2部)
12:25~ 終わりのつどい

 

講座は2つ選べます

 

レポート交流会(10分科会)
1.たのしい職場づくり
2.生徒指導
3.平和教育
4.学校行事
5.クラスづくり(低)
6.クラスづくり(高)
7.授業づくり
8.特別支援学級
9.特別支援学校(知的)
10.特別支援学校(肢体・病弱)

 

実技講座 多彩な講師陣

●臨時教職員制度にかかわるQ&A・交流会
(大教組臨時教職員部)
●生徒指導・進路指導
(矢寺秀樹さん/元守口市中学校)
●みんなとつながる学級づくり・ゲーム
(日本生活教育連盟)
●話術
(牧野篤さん/ラジオDJ・MC)
●作文
(土佐いく子さん/なにわ作文の会)
●たのしい算数
第1部 小1~小3
第2部 小4~小6

(数教協)
●担任でもできる合唱指導

(豊中市小学校教諭)
●憲法から学ぼう

(関西勤労者教育協会)
●どうなん道徳?!
(山口隆さん/大阪教育文化センター)
●絵本
(鈴木健司さん/読み聞かせボランティアサークル三丁目の鷹)
●特別支援
第1部
「子どもの目が輝く授業づくり」
第2部
「毎日の取り組みや悩み相談」
(熊本勝重さん/元大東市小学校)
●情報モラル
(LINE株式会社)

 

記念講演

「受け身」な子どもから「自ら考え行動する」子どもへ
~今、教師が大切にしたいこと~

宮下 聡さん 都留文科大学特任教授

 東京都の中学校教員より現職。教師を目指す学生と学び合い、語り合うとともに、現役の教師を励まし、その支えとなっている。
 子どもを「人間の役に立つ道具」ではなく、一人の「愛の対象」としてとらえることを主眼に置くことで子どもの見方を変え、自然なかかわり方ができる教師の育成を目指している。
 著書「中学生になったら」「子どもにかかわる仕事」等。

 

はじける青年パワー 教育のつどい大阪2018泉北ブロック

20181020_01

 10月20日、「教育のつどい2018全体会」がサンスクエア堺で開催されました。泉北ブロックの多くの労働団体・民主団体で実行委員会をつくり準備を重ねてきました。現地青年による「よさこいソーラン」で開会、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんによる講演が行われ、多くの教職員・父母・府民が参加しました。

 

 

共同を広げ
教育施政策の転換へ

 

 現地青年による「よさこいソーラン」で幕開けした全体会。「絆」をテーマにした動画を背に30人以上の青年たちの迫力のある踊り、エネルギー溢れる姿に、会場は自然に手拍子で包まれ大いに盛り上がりました。
 大阪教職員組合の小林委員長はあいさつで、安倍内閣の「改憲シフト人事」に触れ、異常なまでの改憲の動きは、「戦争する国づくり・人づくり」をすすめることがねらいだと強調。憲法と子どもの権利条約が輝く教育や社会を築くために対話と共同を職場・地域から大きく広げようと述べました。
 続けて、維新府政による「中学生チャレンジテスト」「高校つぶし」などの教育こわしに、父母・保護者・教職員で問題を共有し、教育政策を抜本的に転換させようと呼びかけました。

 

 

新指導要領に立ち向かおう

 

 大瀬良教文部長は、基調提案とともに「私たちは教育に何を求めるか」と題して、ミニ講演を行いました。小中学校で移行措置期間となっている「新学習指導要領」には「一部のエリート育成」と「国家に従順な人づくり」のという2つのねらいが根底にあると述べ、4月から小学校で始まった道徳の教科化について、時の権力に内容を左右される危険があると語りました。また、現場で問題点を明確にし、どう立ち向かっていくのかについて、参加者から「わかりやすく見通しがもてた」「今後の展望が示されて元気がでた」などの声が寄せられました。

 

 

 

20181020_02全体会講演 フォトジャーナリスト安田菜津紀さん
ファインダー越しに見た世界の子どもたち~取材から見えてきたもの~

 

 

近代化が生む格差と貧困

 

 シリアやヨルダンなど世界の国々を訪れ、フォトジャーナリストとして活躍される安田さんが、これまでに最も多く訪問した国は「カンボジア」でした。
 「人のつながり」とは何なのかと考え、高校生のとき「国境なき子どもたち」のプログラムに参加したことが今の仕事につくきっかけでした。カンボジアでトラフィックチルドレン(人身売買の被害にあった子どもたち)が保護された施設を訪れ、過酷な状況でも家族を思うつながりの深さに驚いたと語りました。
 内戦後、復興へと歩むカンボジアの写真には、首都プノンペンに建つ高層ビルやイオンモールが、発展、近代化を象徴しています。しかし、2枚目は、観光客が出すゴミやペットボトル、鉄くずを拾って、それらを売り、生計を立てている現地の人々の写真でした。現実には、「格差が広がり続けている」と話しました。

 

 

紛争は命くらしを奪う

 

 シリアの「空爆の被害を受けた子ども」や「紛争後に残っている不発弾」の写真から、紛争によって家族が殺され、難民となった人々の苦しみを伝えていました。
 かわって次の写真は「紛争前シリアの夜景」。それを見て、会場からはその美しさに驚きの声があがりました。紛争は、人のつながりや命を奪うものだと戦争、紛争の悲惨さを強く訴えました。
 続けて、東日本大震災の津波被害の写真には、仮設住宅が撤去されていく中、そこでつながり成長していく人々の姿の写真から、そのつながりは、「家族を超えた特別なもの」であると語りました。

 

 

平和のためにできること

 

 最後の一枚は「シリア南部の学校の風景」。紛争によって偏見や差別が広がるシリア南部。しかし、分断されたシリア人とヨルダン人の子どもたちは、学校で共に育ち、みんな一緒に笑顔で下校しています。安田さんは、希望を感じ、シャッターを切ったと語りました。
 写真を通して、戦争、貧困によって苦しむ人々に、私たちにできることは、「想像力を働かせ、考え、自分の軸を広げること、平和のために行動することだ」と話し、教育現場で子どもたちと分かち合うことができると語りました。
 参加者からは、「自分にも平和ための役割があると感じた」「想像して考えるということが心に残った」など多くの感動の声が寄せられました。

中学生「チャレンジテスト」署名

中学生「チャレンジテスト」署名ダウンロード

 

 今年度の中学3年生「チャレンジテスト」は、自然災害で2度も延期し強行されました。「修学旅行を2度も変更した」「地域は停電しているのに、実施した」など、学校現場を無視したテストありきの施策に、不満と矛盾の声があがっています。

 

 また府議会で今回の「チャレンジテスト」がとりあげられ、府教委は「後日実施扱いとなる学校のテスト結果は、その学校の調査書の評定平均の範囲を算出する際には使わないルールとなっている」と断言しました。その後議員からは「特定の日に一斉に実施される1回のテストに依存して行う(中略)大変危うい制度の上に成り立っていることを指摘したい」と発言がありました。

 

 今回のテストにおいて、これまで大教組が指摘し続けてきた問題点がさらに大きく露呈し、「廃止・撤回」、「テスト結果を高校入試の内申点に利用しない」機運は高まっています。「子どもと教育・文化を守る大阪府民会議」が提起する個人署名に呼応するとともに、各市町村教委、各学校、地域のPTAにも懇談等の申し入れをおこない、廃止・撤回に向けた世論を高めていきましょう。

 

  第1次集約:11月末  第2次集約:12月末  最終集約:1月末 

 

※1月末に最終提出します

大阪市「学テ利用」やめよ 憲法違反は明らか

adachiku大阪市「学テ利用」やめよ
憲法違反は明らか

 

 8月2日の会見で吉村大阪市長は、全国学力・学習状況調査(以下全国学テ)の結果を、学校予算や教員評価にリンクさせることを公表しました。
 それを受け9月14日の総合教育会議では、学力テスト結果を用いた人事評価制度の策定が確認されています。子どもたちを踏み台にし、人事評価をおこなおうとする今回の提案は、教育を根底から破壊する施策です。

 

行政調査の目的外利用するな

 

 総合教育会議案では、全国学テ、府の「チャレンジテスト」、大阪市の独自テスト結果をもとに、2021年度から賃金に反映させると提案されました。どのテストも「行政調査」であり、「あくまで、児童・生徒の学力の程度がどのようなものであるかを調査する」ものです。そして、旭川学テ最高裁判決で、行政調査のとりあつかいについて、「許された目的の範囲において行わなければならず、それを違反する時は違法」とし、成績に反映することなどを禁止しています。
 ましてや「教員の賃金リンク」などは、あきらかに「行政調査」の目的の範囲を大きく逸脱した憲法違反です。このような施策をおしすすめたら、テスト至上主義、点数主義が横行し、学校の授業や教育活動は大きく壊されます。

 

提案はすでに破綻済みの施策

 

 これまでも日本のみならず、諸外国でも同様の施策がおこなわれました。しかし、どれもがすでに破綻しています。
 2007年には、東京都足立区で、区独自のテスト結果を学校予算の配分に利用する施策をおしすすめようとしました。その結果、事前のテスト対策が過熱化、試験当日は間違った解答を指さししたり、障害児学級在籍児童の答案用紙を採点から外したりするなどの不正行為が横行しました。またそれは、学校ぐるみのもので大きな問題となりました。
 この問題を引き起こした原因は、テストにより学校に競争を迫ったからです。いま大阪市がおしすすめようとしているのは、これらと同様の破綻済みの施策です。一刻も早く撤回を求めることが重要です。

 

まちがいなく広がる共同の輪

 

 この問題は教員の賃金や評価の問題だけでなく、子どもたちの学習権、各学校の教育課程編成権にまで影響し、学校教育を根底から大きく破壊するものです。
 9月の総合教育会議前日には、「学力テスト結果を学校予算、教員の賃金にリンクさせるな」と400もの団体が緊急要請を提出し、その後も多くの団体等から要請書が寄せられています。
 子どもたちを競争教育にかり立てるのではなく、子どもたち一人ひとりを大切にする教育を求めることは、教職員、父母・地域の共通した願いです。その願いと切り結んで、今回の問題を契機に、各地域での共同の運動をさらに大きく広げていきましょう。

チャレンジテスト もう異常!71校実施できず

チャレンジテスト
もう異常!71校実施できず

 

テストありきで大混乱

 

 「自然災害で被災しても、学校現場を無視した期間設定でテストが実施される」「たった1回の結果で内申点が決められることが許せない」などの声が現場から寄せられています。
 今年度の中学3年生「チャレンジテスト」は、大阪北部地震と台風21号で、2度も延期されました。被災した子どもたちの状況を考えると、中止とするのが教育行政の責任です。再延期後の6日は、71校が実施できず、実施した学校でも、地域が停電しているのにテストを強行、2度の修学旅行日程変更など現場は混乱しました。
 この事態は、旭川学テ最高裁判決によって違法とされている、「行政調査結果を成績(内申点)に反映する」施策が招いた結果です。

 

2週間後に実施の学校も!

 

 さらに、台風の被害や修学旅行の日程等を考慮し、実施しないと判断した学校がありました。しかし、府教委の「働きかけ」のもと、「基準日から約2週間後に実施しなければならなかった」と現場から声があがっています。これは異常事態です。
 現場から声をあげ、父母・地域と共同し、内申書に反映させないとりくみをすすめ、廃止・撤回にまで追い込んでいきましょう。

教育のつどい大阪2018 10/20に安田菜津紀さん講演

全体会教育のつどい大阪2018 泉北ブロック

 

<全体会>

日時:10月20日(土) 開会13:30~(開場13:00)

講演:ファインダー越しに見た世界の子どもたち ~取材から見えてきたもの~

講師:安田 菜津紀さん

会場:サンスクエア堺(堺市堺区田出井町2-1) JR堺市駅より徒歩約3分

 

あなたの実践をもちよろう!

レポート募集中です。レポート提出フォームはこちら→

http://daikyoso.wixsite.com/kyoikunotsudoi

 

<教科別分科会>

日時:11月4日(日)9時30分~
会場:泉大津市内

〔国語教育/外国語教育/社会科教育/算数・数学教育/理科教育/美術教育/音楽教育/技術・職業教育/家庭科教育/体育・健康・食教育/生活指導・自主的活動〕

 

<問題別分科会>

 日時:11月11日(日)9時30分~

会場:高石市内

〔発達・評価・学力問題/障害児教育/幼年期の教育/思春期・青年期の進路/人権と教育/ジェンダー平等の教育/平和と国際連帯の教育/民主的学校づくり/父母・地域住民との共同/教育条件/環境・公害問題と教育/文化創造と教育/教育課程・教科書/生活科・総合学習/登校拒否・不登校〕

2018年夏期学校のお知らせ

18年大教組夏期学校チラシ

日時:8月20日(月) 10:00~16:30

会場:大阪府教育会館(地下鉄「谷町9丁目」、近鉄「上本町」下車)

 

共通講義 10:00開会

「子どもの人権と憲法」
木村草太さん(首都大学東京教授)

 

選択講座 13:30~16:30

Ⅰ 本部企画
「教職員の真の『働き方改革』実現のために」
 加藤 健次さん
(全教常任弁護団代表)

 

Ⅱ 女性部

「国のために死ぬのはすばらしい?」
 ダニー・ネフセタイさん
(家具作家・社会活動家)

 

Ⅲ 事務職員部

「貧困のなかでおとなになる」
 ~子どもの貧困と社会の実態~
 中塚 久美子さん
(朝日新聞大阪本社 生活文化部記者)

 

 ※障害児教育部が予定していた選択講座は講師の方の都合で中止となりました。

 

地震で延期のチャレンジテストは中止すべき

charengetest moushiireチャレンジテスト要請書(pdfファイル)

 

 6月18日に大阪北部を中心におこった地震をうけ、府教委は20日実施予定だった中学3年生の「チャレンジテスト」を延期としました。

 

 大阪教職員組合(大教組)は、「子どものケアや、学校行事が優先されなければならない。中止も考えるべき」と、府教委に申し入れ、やりとりをおこなってきました。にもかかわらず、急きょ27日に、9月4日の実施を一方的に決定しました。そのため、28日に再度要請をおこないました。

 

 すでに学校行事が決まっている中、9月に強行すれば、学校では必ず混乱が広がります。またエアコンが教室に設置されていない学校もあり、9月のテストを受ける条件に大きな違いがでます。子どもたち、学校現場の様子から、中学3年生の「チャレンジテスト」は中止しかありません。

 

 また、子どもと教育・文化を守る大阪府民会議は、府教委に対して「チャレンジテスト」の中止を求める緊急要請を行い、関西テレビで報じられました。

2018年度えがお署名用紙

えがお署名用紙

かがやけ!みんなのえがお

教育予算の増額を! 教育の無償化推進を! 教職員定数の抜本的改善を

2019年度政府予算にむけた文部科学省概算要求に対する要請署名

 

 各省が、財務省に対しておこなう、翌年度の事業に対する予算要求が「概算要求」です。これは、毎年8月31日までに各省が作成して財務大臣に提出します。この概算要求期に私たちの要求を伝え、反映させていくことが重要です。ここで私たちの要求を反映できないと、来年度予算に反映できない可能性が高まります。そのため、概算要求期におこなう「えがお署名」は、大変重要なとりくみになります。年度が替わったばかりですが、とりくみの強化をよろしくお願いします。

 

○今後の予定 … 1次集約 5月25日(金)

2次集約 6月29日(金)

最終集約 7月20日(金)

○提出 … 7月下旬に予定されている中央行動の一環として文科省に提出

前のページ