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民主教育

教育のつどい大阪2024分科会「討議の柱」

国語教育
【討議の柱】
① 文学を文学として読むことの意義をふまえ、教材分析のあり方、多様な指導を交流し、学習を深める。
② 説明文教材で、どのような力を身に付けるか、またそのための授業づくりを交流し、学習を深める。
③ 書くことの意味、読みあうことの意味をおさえ、子ども一人ひとりの課題や思いをどう受け止め、どのように書く力をのばしていくか、交流し、学習を深める。
④国語科の本質に根ざし、かつ子どもの実態に基づいた授業づくりにより、子どもたちの基礎・基本の学力を育てる国語科教育のとりくみを交流する。

 

外国語教育
【討議の柱】

① なぜ、何のために外国語を教え、学ぶのか。
② 学習指導要領や教科書の検討とよい教材とは何かについて。
③ 外国語教育の現状とあり方について。
④ 小学校「外国語」「外国語活動」をどう考え実践していくのか。
⑤ 支援学級の英語の授業はどうあるべきか。
⑥児童・生徒の意欲を引き出す授業づくりと協同学習。
⑦ 映画や音声・ICTなどを活用した授業づくりと自己表現活動で楽しい授業をどうつくるのか。
授業で使ったプリントやテストなどを持ちより、気楽に交流しましょう。

 

社会科教育
【討議の柱】
科学と事実に基づき、地域の主人公としての子どもを育てる社会科教育をすすめます。社会科の学力とは何かをあきらかにし、地域の実態と子どもの発達段階をふまえた実践を研究・討議します。子どもたちの主権者意識をどう育てるかという問題を交流します。
① 学習指導要領の問題点を明らかにし、科学的な認識を育てる社会科授業について交流します。
② 平和と民主主義、人権を基調にした憲法学習のあり方を探ります。
③ 子どもが暮らす地域の様子・歴史の掘り起こしをもとにした実践を研究します。
④ わかる授業や教材のあり方を交流します。
⑤ 若い先生方に、明日からの授業づくりの参考になるような実践の交流・教材の交流を行います。
⑥ 小学校・中学校・高校で使われている教科書の検討を行います。
⑦ 歴史の歪曲の動きに対して批判と検討をすすめます。
⑧ 現代の課題をどのように実践するのかを交流します。

 

算数・数学教育
【討議の柱】

① すべての子どもに学ばせたい算数・数学教育の目標と学習内容を明らかにし、本当の学力を育むための実践を研究、討議する。
② 算数・数学科「学習指導要領」の問題点を明らかにする。
③ 「学び」と「教え」のかかわりを明らかにし、学力テストなどによる「競争主義」に振りまわされることなく、子どもたちがたのしく生き生きと主体的に活躍できる授業づくりについて交流する。
④ 「わかる」をどのように「できる」につなげるのか。理解と習熟のあり方を考える。

 

理科教育
【討議の柱】

① 自然のしくみと自然科学の基本的な概念を明らかにする。そのための教材、実験、授業プランを検討する。
② 自然にかかわる子どもの認識と発達のみちすじを明らかにする。
③ 自然を豊かにとらえるとともに、科学が人間の生活、文化、歴史のなかで果たした役割や課題を明らかにする。
④ 学習指導要領や教科書の問題点を明らかにする。
⑤ 教科指導をゆがめる点数至上主義や「道徳」のおしつけを批判的に考える。

午前中の第1部では、小学校理科の課題を中心に子どもたちにどのような認識をつけていってもらいたいのかということについて集中的に議論する。午後の第2部では やさしくて本質的な実験、実習の交流を中心に子どもたちに提示したい授業プランについて検討したい。最後に総合討論をおこなって討議で明らかになった課題を整理する。このときできれば参加者からも自分たちの工夫や実践について報告してもらう機会ももちたい。

 

 

美術教育
【討議の柱】
美術教育は子どもたちに生きる喜びを与え、豊かな人間性 を育むために必要不可欠な教科です。参加者の授業実践や 子どもたちの作品をもとに以下のことについて学び、考えましょう。

➀子どもたちの実態や発達を考え、生活実感に根ざし た表現、豊かな感性を育む指導。

➁発達保障の観点から手仕事を通し、主体的につくる喜びを味わうことができる指導。

➂ 作品鑑賞を通し、作品との対話の方法や美を感じる喜びを味わうことができる指導。

➃実践する中での悩み事困り事など遠慮なく出し合い交流しましょう。
*参加者の方も作品を持ち寄って下さい。作品を通して語り合いましょう。

 

音楽教育
【討議の柱】
① 子どもたちが明るく生き生きと音楽活動に取り組めるような授業の組み立てをどう考えるか。
② 音楽を通して子どもたちに豊かな心と表現力を育てる教材選択とは。
③ 子どもを取り巻く文化的状況が与える影響について。
④ 「君が代」について、正しく歴史を学習し音楽教育の立場からどのようにとらえたらよいのか考えたい。

 

技術・職業教育
【討議の柱】

①自分なりのSDGSの実践
② わかりやすい評価とは
③ ものづくりと職業教育

④AIと技術、光と影について話し合いましょう。
・ 専門教科(実習や課題研究・座学)での取組みについてレポートと交流を通じて職業教育で何を教えるのが大切かを討論します。
・ 職業・労働教育の重要性について学習し討論します。
・ 生徒の進路の実情と指導について各校の交流を行います。

 

 

家庭科教育

【討議の柱】
① 地域・家庭との連携を深めながら、科学的認識や基本的技能を育てる教育内容を考え合いましょう。
② 主体的な学びへとつながる教材の研究を深めるために、自由に日頃の実践を持ち寄り、交流しましょう。

 

体育・健康・食教育
【討議の柱】
① 教育の条理にもとづく教育をすすめ、「新学習指導要領」の問題点を明らかにする。
② 子どものリアルな実態によりそった教育実践、教育条件整備について考える。
③ 学ぶよろこびを大切にする健康教育について。

 

生活指導・自主的活動
【討議の柱】
① 学級・学年・学校の集団づくりをどうとり組むか。
② 子どもたちの心をどう理解し、どう信頼関係を築いていくか。
③ 子どもの「荒れ」「いじめ」「学級崩壊」などをどうとらえ、どうとり組むか。
④ 「スタンダード」にとらわれない、子どもから出発した集団づくりにどうとり組むか。

 

発達・評価、学力の問題
【討議の柱】
① 学力テストや習熟度別授業などによる競争と切り捨ての教育の問題点を明らかにする。
② 子どもたちの学力実態を明らかにし、課題のある子どもたちを含む子どもたちの学力を高める具体的な実践を交流する。
③ 「主体的・対話的で深い学び」、道徳・外国語の教科化の問題点を明らかにする。
④ 「観点別絶対評価」「評価基準」の交流をし、問題点を明らかにする。

 

障害児教育
【討議の柱】
これまで「権利としての障害児教育」の確立に向けて運動を進めてきたことに確信を持ち、子どもたちや父母の願いを大切にした、全ての障害児や援助を求めている子どもたちの発達を保障する実践や運動について語り合いましょう。また、通常の学校での通常学級の教育条件や高等教育での課題等、真のインクルーシブ教育や合理的配慮のあり方についても論議しましょう。

 

幼保小接続期の教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
①子どもの家庭や地域でのくらし、保育所・幼稚園・学校での実態や支援を要する子どもたちの実態を出しあい、子どもをとりまく問題点を明らかにします。
② 「子ども・子育て支援新制度」の実情など出しあい交流するなかで問題点を明らかにしていきましょう。
③ 小学校の基礎学力問題、保育所・幼稚園の統廃合・民営化・預かり保育・延長保育などの問題点を話しあい、父母・地域の人々と手を結び改善するための方向を見出していきましょう。
④ 保育所・幼稚園・子ども園・小学校の接続問題について学びあい、実践的課題を出しながら豊かな連携のあり方をさぐります。

 

思春期・青年期の進路と教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
 思春期・青年期の生徒・青年たちのリアルな姿を交流しながら、その成長と発達を支えるとりくみを出しあい、深めましょう。
① 生徒・青年のいまの姿や社会へ働きかけ、自らの人生をきりひらくために懸命に生きる姿を交流しましょう。
② 中・高生の卒業後の進路の保障に向けたとりくみについて、その現状と課題を交流しましょう。
③ 政府・文科省、大阪府市や教育委員会がすすめる「教育改革」が及ぼす影響を明らかにしましょう。
④ 憲法と教育の条理にもとづく教育と教育制度のあり方、学校づくりの道すじを明らかにしましょう。

 

人権と教育
【討議の柱】
① 児童・生徒に確かな学力と生きる希望を育む正しい人権認識を育てる教育の中身を明らかにしましょう。
② 学校に子どもの権利条約を生かし、基本的人権を守り、育てる運動・実践の内容を検討しましょう。

 

ジェンダー平等の教育
【討議の柱】
①子どもたちや父母の要求をもとに、進路、労働、家庭、性に関する課題を出しあい、ジェンダー平等をめざす
実践を交流する。
② 憲法と子どもの権利条約をいかしたジェンダー平等教育の教育課程を研究する。
③ 性教育やジェンダー問題への攻撃の実態を明らかにし、はね返す取り組みを広める。

 

 

平和と国際連帯の教育

【討議の柱】

2020年1月~コロナパンデミック。2022年2月~ロシアのウクライナ侵攻。2023年10月~イスラエルのガザ侵攻。子どもたちは「世界を読み取り」、考え、行動しています。教室、学校、地域で平和と国際連帯をつくる取り組みが進められています。学び合い、交流しましょう。

 

 

民主的学校づくり

【討議の柱】

①子どもを主人公にした教育・学校づくりをどうすすめるか
②父母・教職員が協力、共同して安心して楽しく学べる学校をどうつくるか
③自主的・民主的な教育課程づくりをどうすすめるか
④民主的な教職員集団づくりをどうすすめるか
⑤行政等による教育介入に対して、現場からどのようにたたかうか

 

 

父母・地域・住民の共同
【討議の柱】
①子ども・生徒・保護者の率直な声を出し合いましょう。

②「こんな学校を、こんな教育を望みます。」という願いを出し合い、どう実現していくのかを考えましょう。

③「いのち・くらし・教育を守る」運動をどうつくっていくのか交流し話し合いましょう。

 

 

環境・公害問題と教育

【討議の柱】
① 東日本大震災、福島原発事故をふまえて、原子力利用・廃棄物処理などの実態を明らかにし、環境教育実践を考える。
② 物質・エネルギー循環と地球環境問題について考え、持続可能な社会(サスティナブルソサエティ)への論議を深める。
③ ダイオキシンやアスベストなどの汚染状況、ごみ処理問題について知り、教育実践や住民運動の中でのとりくみを話し合う。
④ 学習指導要領と「環境教育」とのかかわりを考え、児童・生徒の環境・公害問題に対する認識や関心を高める授業実践について考える。
⑤ 関西空港・高速道路・ダム建設等の大規模開発の実態を明らかにし、干潟・渚・里山・河川などの保全について考える。

 

 

教育課程・教科書問題

【討議の柱】

大阪府の万博「子ども無料招待」が話題になっています。これは学校の教育課程編成に関わる問題です。
これに関する積極的なレポートを求めます。
またこの間、子どもとどのように関わり実践してきたか、
①学級や学年のとりくみ、②教科、③行事や特活、④学校全体など、
1つの小さな実践でも持ち寄りましょう。中学校教科書採択、学習指導要領やデジタル教科書などの問題点も考えましょう。

 

生活科・総合学習
【討議の柱】
① 子どもと学校の実態を語り合おう。
② 「生活科・総合学習」の課題を明らかにしよう。
③ 私たちの目指す「生活科・総合学習」について検討しよう。

 

登校拒否・不登校・高校中退の克服
【討議の柱】

① 登校拒否・不登校の子どもの悩み・苦しみをどう受け止め、どう寄り添い、その成長をどう支援していくのかについて。
② 登校拒否・不登校の子どもが、困難を乗り越え、自立していく道すじについて。
③ 国は、登校拒否・不登校対策として「学習ログ」による「個別最適化」「場所を問わない学び」の導入をはかろうとしており、登校拒否・不登校についての国や自治体の制度・施策にどのような対応が必要かについて。
④登校拒否・不登校の主因である「極度に競争的な」学校を、教職員・保護者・地域・専門機関の協同により、子どもたちを主人公とした学校にどう変えていくかについて。

教育のつどい大阪2024特設ページ

教育のつどい大阪2024泉南ブロック

 

タイトルなし

  

あなたも気軽に日々の授業や学校での子どもたちの様子を話しませんか?

教育のつどい大阪は、肩ひじ張らずに日頃の工夫や悩みを交流しています。あなたの参加をお待ちしています。

 

 分科会を紹介したレポート募集要綱(こちら

 分科会「討議の柱 」は(こちら

 

◎教育のつどい大阪2024の日程と会場について

【全体会】
日時 2024年10月26日(土)開会13:30(予定)開場13:00
場所 岸和⽥市⽴浪切ホール

〒596-0014 ⼤阪府岸和⽥市港緑町1-1

 

記念講演

平和と教育―ガザ、ウクライナ、アフガンを取材して―

講師  西谷文和(にしたに・ふみかず)さん(ジャーナリスト)

吹田市役所勤務を経て、2004年からフリージャーナリスト。主にガザ、ウクライナ、アフガン南スーダンなどを取材。関西テレビ『newsランナー』、日本テレビ『news every.』などで戦争の悲惨さを伝えている。

 

歓迎行事(予定)

 

 

【教科別分科会】
日時:2024年11月10日(日)10:30~16:00

会場:泉佐野市立中央小学校

南海泉佐野駅から徒歩23分、JR熊取駅から徒歩27分

 

※今年度「外国語教育」「音楽教育」分科会は、問題別分科会の日に開催します。

※会場にはスリッパをご持参ください

※保育を利用される方は、事前に実行委員会までご連絡ください。TEL: 06-6768-2330

 

【問題別分科会】

日時:2024年11月24日(日)10:30~16:00 

会場:岸和田市立北中学校

南海春木駅より徒歩5分

 

※今年度「ジェンダー平等の教育」分科会は、教科別分科会の日の13時30分から開催します。

※会場にはスリッパをご持参ください

※保育を利用される方は、事前に実行委員会までご連絡ください。TEL: 06-6768-2330

第58回「建国記念の日」不承認のつどいの講演動画を公開しています

新井勝紘さんの講演動画はこちら

202402112
 戦前の「紀元節」にあたる「建国記念の日」に不承認の意思を示す、第58回「建国記念の日」不承認2・11大阪府民のつどいが、2024年2月11日に開かれ、180人が参加しました。

 

 「関東大震災100年を経て―絵巻に描かれた現代への教訓―」をテーマに記念講演した新井勝紘・元専修大学教授は、まず関東大震災(1923年)から半年後に墨田区の小学生たちが描いた絵を紹介。警官が通行人に銃を突きつけて検問する様子や、武器を手にした多数の人たちが朝鮮人を捕まえている絵を示し、「子どもたちにとって、火や煙より怖かったこととして記憶に残っている」と話しました。

 

 新井さんが一昨年発見した「淇谷」(きこく)という画家が描いた「関東大震災絵巻」には、「よく省みてほしい」と朝鮮人虐殺を含む震災被害の全容が描かれています。新井さんは絵巻を読み解きながら、虐殺が軍や警察とともに自警団、群衆など官民一体で公然と行われたことを説明し、「地域でタブー視され、一世紀を経っても不明な点が多く、虐殺は歴史になっていない。わずか数人だが、あえて虐殺を描いた人たちの気持ちを汲むべき。我々はバトンを渡された」と結びました。

 

202402111

 文化行事として、山本純子さんがフルート、黒木耀子さんがピアノを演奏。意見発表は、「2025大阪・関西万博をめぐって現場で起こっていること」として、大学と学校教育の現場から報告がありました。

 会場には、「関東大震災絵巻」の実物が展示され、参加者は息を飲んで見入っていました。

 

集会で確認された集会宣言は、こちら

教育のつどい大阪2023分科会「討議の柱」

国語教育
【討議の柱】
① 文学を文学として読むことの意義をふまえ、教材分析のあり方、多様な指導を交流し、学習を深める。
② 説明文教材で、どのような力を身に付けるか、またそのための授業づくりを交流し、学習を深める。
③ 書くことの意味、読みあうことの意味をおさえ、子ども一人ひとりの課題や思いをどう受け止め、どのように書く力をのばしていくか、交流し、学習を深める。
④国語科の本質に根ざし、かつ子どもの実態に基づいた授業づくりにより、子どもたちの基礎・基本の学力を育てる国語科教育のとりくみを交流する。

 

外国語教育
【討議の柱】
① なぜ、何のために外国語を教え、学ぶのか。
② 学習指導要領や教科書の検討とよい教材とは何かについて。
③ 外国語教育の現状とあり方について。
④ 小学校「外国語」「外国語活動」をどう考え実践していくのか。
⑤ 児童・生徒の意欲を引き出す授業づくりと協同学習。
⑥ 映画や音声・ICTなどを活用した授業づくりと自己表現活動で楽しい授業をどうつくるのか。
授業で使ったプリントやテストなどを持ちより、気楽に交流しましょう。

 

社会科教育
【討議の柱】
科学と事実に基づき、地域の主人公としての子どもを育てる社会科教育をすすめます。社会科の学力とは何かをあきらかにし、地域の実態と子どもの発達段階をふまえた実践を研究・討議します。子どもたちの主権者意識をどう育てるかという問題を交流します。
① 学習指導要領の問題点を明らかにし、科学的な認識を育てる社会科授業について交流します。
② 平和と民主主義、人権を基調にした憲法学習のあり方を探ります。
③ 子どもが暮らす地域の様子・歴史の掘り起こしをもとにした実践を研究します。
④ わかる授業や教材のあり方を交流します。
⑤ 若い先生方に、明日からの授業づくりの参考になるような実践の交流・教材の交流を行います。
⑥ 小学校・中学校・高校で使われている教科書の検討を行います。
⑦ 歴史の歪曲の動きに対して批判と検討をすすめます。
⑧ 現代の課題をどのように実践するのかを交流します。

 

算数・数学教育
【討議の柱】

① すべての子どもに学ばせたい算数・数学教育の目標と学習内容を明らかにし、本当の学力を育むための実践を研究、討議する。

② 算数・数学科「学習指導要領」の問題点を明らかにする。
③ 「学び」と「教え」のかかわりを明らかにし、学力テストなどによる「競争主義」に振りまわされることなく、子どもたちがたのしく生き生きと主体的に活躍できる授業づくりについて交流する。
④ 「わかる」をどのように「できる」につなげるのか。理解と習熟のあり方を考える。

 

理科教育
【討議の柱】

① 自然のしくみと自然科学の基本的な概念を明らかにする。そのための教材、実験、授業プランを検討する。
② 自然にかかわる子どもの認識と発達のみちすじを明らかにする。
③ 自然を豊かにとらえるとともに、科学が人間の生活、文化、歴史のなかで果たした役割や課題を明らかにする。
④ 学習指導要領や教科書の問題点を明らかにする。
⑤ 教科指導をゆがめる点数至上主義や「道徳」のおしつけを批判的に考える。

午前中の第1部では、小学校理科の課題を中心に子どもたちにどのような認識をつけていってもらいたいのかということについて集中的に議論する。午後の第2部では やさしくて本質的な実験、実習の交流を中心に子どもたちに提示したい授業プランについて検討したい。最後に総合討論をおこなって討議で明らかになった課題を整理する。このときできれば参加者からも自分たちの工夫や実践について報告してもらう機会ももちたい。

 

 

美術教育
【討議の柱】
 今年度コロナ禍での図工美術教育の実践は今まで通り出来ているでしょうか。出来ていること、出来ていないこと、どんな配慮をして実践しているか等、子どもたちと学び、表現する機会をつくっていくには何を大切にすればいいのか等、参加者の意見交流を通し、ともに考えていければと思います。
① 子どもの実態や発達段階をとらえ、子どもの生活実態に根ざした表現を通して豊かな感性を育む授業のありかた。
② 手仕事の役割を発達保障の観点から見つめ直す。
③ 美術作品との対話、鑑賞のあり方を工夫し考える。
④ 自分の内面との対話を通し楽しみながらも、深く自分の内心を表現できる美術教育をつくるにはどうすればいいか考える。
*参加者の方も作品を持ち寄って下さい。作品を通して語り合いましょう。

 

音楽教育
【討議の柱】
① 子どもたちが明るく生き生きと音楽活動に取り組めるような授業の組み立てをどう考えるか。
② 音楽を通して子どもたちに豊かな心と表現力を育てる教材選択とは。
③ 子どもを取り巻く文化的状況が与える影響について。
④ 「君が代」について、正しく歴史を学習し音楽教育の立場からどのようにとらえたらよいのか考えたい。

 

技術・職業教育
【討議の柱】

①自分なりのSDGSの実践
② わかりやすい評価とは
③ ものづくりと職業教育
・ 専門教科(実習や課題研究・座学)での取組みについてレポートと交流を通じて職業教育で何を教えるのが大切かを討論します。
・ 職業・労働教育の重要性について学習し討論します。
・ 生徒の進路の実情と指導について各校の交流を行います。

 

 

家庭科教育

【討議の柱】
① 地域・家庭との連携を深めながら、科学的認識や基本的技能を育てる教育内容を考え合いましょう。
② 主体的な学びへとつながる教材の研究を深めるために、自由に日頃の実践を持ち寄り、交流しましょう。

 

体育・健康・食教育
【討議の柱】
① 教育の条理にもとづく教育をすすめ、「新学習指導要領」の問題点を明らかにする。
② 子どものリアルな実態によりそった教育実践、教育条件整備について考える。
③ 学ぶよろこびを大切にする健康教育について。

 

生活指導・自主的活動
【討議の柱】
① 学級・学年・学校の集団づくりをどうとり組むか。
② 子どもたちの心をどう理解し、どう信頼関係を築いていくか。
③ 子どもの「荒れ」「いじめ」「学級崩壊」などをどうとらえ、どうとり組むか。
④ 「スタンダード」にとらわれない、子どもから出発した集団づくりにどうとり組むか。

 

発達・評価、学力の問題
【討議の柱】
① 学力テストや習熟度別授業などによる競争と切り捨ての教育の問題点を明らかにする。
② 子どもたちの学力実態を明らかにし、課題のある子どもたちを含む子どもたちの学力を高める具体的な実践を交流する。
③ 「主体的・対話的で深い学び」、道徳・外国語の教科化の問題点を明らかにする。
④ 「観点別絶対評価」「評価基準」の交流をし、問題点を明らかにする。

 

障害児教育
【討議の柱】
これまで「権利としての障害児教育」の確立に向けて運動を進めてきたことに確信を持ち、子どもたちや父母の願いを大切にした、全ての障害児や援助を求めている子どもたちの発達を保障する実践や運動について語り合いましょう。また、通常の学校での通常学級の教育条件や高等教育での課題等、真のインクルーシブ教育や合理的配慮のあり方についても論議しましょう。

 

幼保小接続期の教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
①子どもの家庭や地域でのくらし、保育所・幼稚園・学校での実態や支援を要する子どもたちの実態を出しあい、子どもをとりまく問題点を明らかにします。
② 「子ども・子育て支援新制度」の実情など出しあい交流するなかで問題点を明らかにしていきましょう。
③ 小学校の基礎学力問題、保育所・幼稚園の統廃合・民営化・預かり保育・延長保育などの問題点を話しあい、父母・地域の人々と手を結び改善するための方向を見出していきましょう。
④ 保育所・幼稚園・子ども園・小学校の接続問題について学びあい、実践的課題を出しながら豊かな連携のあり方をさぐります。

 

思春期・青年期の進路と教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
 思春期・青年期の生徒・青年たちのリアルな姿を交流しながら、その成長と発達を支えるとりくみを出しあい、深めましょう。
① 生徒・青年のいまの姿や社会へ働きかけ、自らの人生をきりひらくために懸命に生きる姿を交流しましょう。
② 中・高生の卒業後の進路の保障に向けたとりくみについて、その現状と課題を交流しましょう。
③ 政府・文科省、大阪府市や教育委員会がすすめる「教育改革」が及ぼす影響を明らかにしましょう。
④ 憲法と教育の条理にもとづく教育と教育制度のあり方、学校づくりの道すじを明らかにしましょう。

 

人権と教育
【討議の柱】
① 児童・生徒に確かな学力と生きる希望を育む正しい人権認識を育てる教育の中身を明らかにしましょう。
② 学校に子どもの権利条約を生かし、基本的人権を守り、育てる運動・実践の内容を検討しましょう。

 

ジェンダー平等の教育
【討議の柱】
①子どもたちや父母の要求をもとに、進路、労働、家庭、性に関する課題を出しあい、ジェンダー平等をめざす
実践を交流する。
② 憲法と子どもの権利条約をいかしたジェンダー平等教育の教育課程を研究する。
③ 性教育やジェンダー問題への攻撃の実態を明らかにし、はね返す取り組みを広める。

 

 

平和と国際連帯の教育

【討議の柱】

若者憲法集会後1500人が銀座デモで平和をアピールしました。「私は過去から学び そして未来へと語り継いでいきたい おばぁの涙を 沖縄の想いを」と全戦没者追悼式で高校生が詩を朗読しました。昨年度の分科会報告に「生徒が我がことのようにウクライナの問題を受け止めている」との感想が寄せられました。地球環境正義の子どもたちの取り組みも発展しています。交流しましょう。

 

 

民主的学校づくり

【討議の柱】

①コロナ禍の中、子どもを主人公にした教育・学校づくりをどうすすめるか
②父母・教職員が協力、共同して安心して楽しく学べる学校をどうつくるか
③自主的・民主的な教育課程づくりをどうすすめるか
④民主的な教職員集団づくりをどうすすめるか
⑤行政による教育介入に対して、現場からどのようにたたかうか

 

 

父母・地域・住民の共同
【討議の柱】
① 子ども・生徒・保護者の願いを率直に出し合いましょう。
② 「こんな学校を、こんな教育を望みます」の声を出し合い、どうつくっていくのかを話し合いましょう。
③ 「いのち・くらし・教育を守る」運動をどうつくっていくのか交流し話し合いましょう。

 

 

環境・公害問題と教育

【討議の柱】
① 東日本大震災、福島原発事故をふまえて、原子力利用・廃棄物処理などの実態を明らかにし、環境教育実践を考える。
② 物質・エネルギー循環と地球環境問題について考え、持続可能な社会(サスティナブルソサエティ)への論議を深める。
③ ダイオキシンやアスベストなどの汚染状況、ごみ処理問題について知り、教育実践や住民運動の中でのとりくみを話し合う。
④ 学習指導要領と「環境教育」とのかかわりを考え、児童・生徒の環境・公害問題に対する認識や関心を高める授業実践について考える。
⑤ 関西空港・高速道路・ダム建設等の大規模開発の実態を明らかにし、干潟・渚・里山・河川などの保全について考える。

 

 

教育課程・教科書問題

【討議の柱】

【午前】秋桜高等学校の実践報告と討論により、その内容を深めます。
【午後】基調提案(予定)をもとに、教育DX、GIGAスクール構想下やコロナ禍を超え、校内システムや行事等がどうなってきているのか、各職場の実態を報告・交流します。
 この間、子どもとどのように関わり実践してきたか、①学級、②学年のとりくみ、③教科 ④行事や特活、⑤学校全体など、1つの小さな実践でも交流を深めましょう。学習指導要領やデジタル教科書、小学校教科書採択、高校も含め観点別評価の問題点も考えましょう。

 

生活科・総合学習
【討議の柱】
① 子どもと学校の実態を語り合おう。
② 「生活科・総合学習」の課題を明らかにしよう。
③ 私たちの目指す「生活科・総合学習」について検討しよう。

 

登校拒否・不登校・高校中退の克服
【討議の柱】
① 登校拒否・不登校の子どもの悩み・苦しみをどう受け止め、どう寄り添い、その成長をどう支援していくのかについて。
② 登校拒否・不登校の子どもが、困難を乗り越え、自立していく道すじについて。
③ 国は、登校拒否・不登校対策として「学習ログ」による「個別最適化」「場所を問わない学び」の導入をはかろうとしており、登校拒否・不登校についての国や自治体の制度・施策にどのような対応が必要かについて。
④登校拒否・不登校の主因である「極度に競争的な」学校を、教職員・保護者・地域・専門機関の協同により、子どもたちを主人公とした学校にどう変えていくかについて。

教育のつどい大阪2023特設ページ

教育のつどい大阪2023三島ブロック

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分科会のレポート登録募集中(9月4日まで)

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教育のつどい大阪2023

【全体会】
日時 2023年9月23日(土)開会13:30(予定)開場13:00
場所 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール
〒567-0888 茨木市駅前四丁目6番16号
JR京都線「茨木」駅から東へ徒歩10分、阪急京都線「茨木市」駅から西へ徒歩12分
記念講演 「新しい戦前」の中にいる子どもたちへ
講師  金平茂紀(かねひら・しげのり)さん(ジャーナリスト、沖縄国際大学非常勤講師)
歓迎行事(予定)

 

【教科別分科会】
日時:11月18日(土)開会10時30分
会場:摂津市立鳥飼西小学校
アクセス:摂津市鳥飼西3丁目1−1 大阪モノレール「南摂津」駅から徒歩21分

 

【問題別分科会】
日時:2024年1月20日(土)開会10時30分
会場:高槻市立芥川小学校
アクセス:高槻市真上町1丁目2番3号 JR高槻駅から徒歩10分、阪急高槻市駅から徒歩18分

第57回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいのご案内

第57回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいのご案内

 

YouTube配信はこちら

第57回チラシ

 

プログラム 

小畑哲雄さん講演レジュメ

小畑哲雄さん年譜

 

 

 戦後、「紀元節」の復活を狙う政府は、1966年に「紀元節の日」であった2月11日を「建国記念の日」と制定しました。大阪教職員組合が加盟する「建国記念の日」反対大阪連絡会議は、1967年以来毎年、不承認のつどいを開き、府民としての意思を示してきました。また、平和と民主主義に関わる時々の課題や大阪の都市の問題を取り上げ、私たちの立場からの文化創造をめざしてきました。

 

 第57回「建国記念の日」不承認2.11大阪府民のつどいは、元・私立淀川女子高等学校教諭の小畑哲雄さんに、「平和を追い求めて―戦争と五回の国葬を体験し、いま語りたいこと―」をテーマに記念講演をしていただくことになりました。

 政府は、世論と憲法を無視して安倍晋三元首相の国葬を強行しました。戦後、吉田茂の国葬が行われた前後は、「明治百年祭」や「建国記念の日」制定など天皇制に関わる復古的な政策が実行された時期に重なります。東郷平八郎以降のすべての国葬を体験した小畑哲雄さんにいま思うことをお聞きします。

 文化行事は田中寿代さんのコントラバスと脇山幹士さんによるピアノの演奏です。

 新型コロナウイルス感染拡大防止につとめ、安心して参加していただけるように会場参加については事前申し込み制にし、YouTube配信を行います。

 


日時 2023年2月11日(土)午後1時30分開会
会場 大阪府教育会館たかつガーデン8階たかつ
内容 講演「平和を追い求めて―戦争と五回の国葬を体験し、いま語りたいこと―」
   講師 小畑哲雄さん(元・私立淀川女子高等学校教諭)
 文化行事 田中寿代さん(コントラバス)、脇山幹士さん(ピアノ)
会場参加費 500円 ※YouTube視聴無料
主催 「建国記念の日」反対大阪連絡会議

 

会場参加申し込みやYouTube視聴は以下のURLより

https://211osaka.localinfo.jp/posts/39266264

GIGAスクール構想関連資料

2022年12月11日に行われた、「人権と民主主義の教育をめざすネットワーク」の集会「デジタル社会における子育て・教育はどこへ」での報告資料です。

教育を根本から破壊する「教育DX」

教育のつどい大阪2022分科会「討議の柱」

国語教育
【討議の柱】
① 文学を文学として読むことの意義をふまえ、教材分析のあり方、多様な指導を交流し、学習を深める。
② 説明文教材で、どのような力を身に付けるか、またそのための授業づくりを交流し、学習を深める。
③ 書くことの意味、読みあうことの意味をおさえ、子ども一人ひとりの課題や思いをどう受け止め、どのように書く力をのばしていくか、交流し、学習を深める。
④国語科の本質に根ざし、かつ子どもの実態に基づいた授業づくりにより、子どもたちの基礎・基本の学力を育てる国語科教育のとりくみを交流する。

 

外国語教育
【討議の柱】
① なぜ、何のために外国語を教え、学ぶのか。
② 学習指導要領や教科書の検討とよい教材とは何かについて。
③ 外国語教育の現状とあり方について。
④ 小学校「外国語」「外国語活動」をどう考え実践していくのか。
⑤ 児童・生徒の意欲を引き出す授業づくりと協同学習。
⑥ 映画や音声・ICTなどを活用した授業づくりと自己表現活動で楽しい授業をどうつくるのか。
授業で使ったプリントやテストなどを持ちより、気楽に交流しましょう。

 

社会科教育
【討議の柱】
科学と事実に基づき、地域の主人公としての子どもを育てる社会科教育をすすめます。社会科の学力とは何かをあきらかにし、地域の実態と子どもの発達段階をふまえた実践を研究・討議します。子どもたちの主権者意識をどう育てるかという問題を交流します。
① 学習指導要領の問題点を明らかにし、科学的な認識を育てる社会科授業について交流します。
② 平和と民主主義、人権を基調にした憲法学習のあり方を探ります。
③ 子どもが暮らす地域の様子・歴史の掘り起こしをもとにした実践を研究します。
④ わかる授業や教材のあり方を交流します。
⑤ 若い先生方に、明日からの授業づくりの参考になるような実践の交流・教材の交流を行います。
⑥ 小学校・中学校・高校で使われている教科書の検討を行います。
⑦ 歴史の歪曲の動きに対して批判と検討をすすめます。
⑧ 現代の課題をどのように実践するのかを交流します。

 

算数・数学教育
【討議の柱】

① すべての子どもに学ばせたい算数・数学教育の目標と学習内容を明らかにし、本当の学力を育むための実践を研究、討議する。

② 算数・数学科「学習指導要領」の問題点を明らかにする。
③ 「学び」と「教え」のかかわりを明らかにし、学力テストなどによる「競争主義」に振りまわされることなく、子どもたちがたのしく生き生きと主体的に活躍できる授業づくりについて交流する。
④ 「わかる」をどのように「できる」につなげるのか。理解と習熟のあり方を考える。

 

理科教育
【討議の柱】

① 自然のしくみと自然科学の基本的な概念を明らかにする。そのための教材、実験、授業プランを検討する。
② 自然にかかわる子どもの認識と発達のみちすじを明らかにする。
③ 自然を豊かにとらえるとともに、科学が人間の生活、文化、歴史のなかで果たした役割や課題を明らかにする。
④ 学習指導要領や教科書の問題点を明らかにする。
⑤ 教科指導をゆがめる点数至上主義や「道徳」のおしつけを批判的に考える。

 

 

美術教育
【討議の柱】
 今年度コロナ禍での図工美術教育の実践は今まで通り出来ているでしょうか。出来ていること、出来ていないこと、どんな配慮をして実践しているか等、子どもたちと学び、表現する機会をつくっていくには何を大切にすればいいのか等、参加者の意見交流を通し、ともに考えていければと思います。
① 子どもの実態や発達段階をとらえ、子どもの生活実態に根ざした表現を通して豊かな感性を育む授業のありかた。
② 手仕事の役割を発達保障の観点から見つめ直す。
③ 美術作品との対話、鑑賞のあり方を工夫し考える。
④ 自分の内面との対話を通し楽しみながらも、深く自分の内心を表現できる美術教育をつくるにはどうすればいいか考える。
*参加者の方も作品を持ち寄って下さい。作品を通して語り合いましょう。

 

音楽教育
【討議の柱】
① 子どもたちが明るく生き生きと音楽活動に取り組めるような授業の組み立てをどう考えるか。
② 音楽を通して子どもたちに豊かな心と表現力を育てる教材選択とは。
③ 子どもを取り巻く文化的状況が与える影響について。
④ 「君が代」について、正しく歴史を学習し音楽教育の立場からどのようにとらえたらよいのか考えたい。

 

技術・職業教育
【討議の柱】

①自分なりのSDGSの実践
② わかりやすい評価とは
③ ものづくりと職業教育
・ 専門教科(実習や課題研究・座学)での取組みについてレポートと交流を通じて職業教育で何を教えるのが大切かを討論します。
・ 職業・労働教育の重要性について学習し討論します。
・ 生徒の進路の実情と指導について各校の交流を行います。

 

 

家庭科教育(今年度は実施しません)

【討議の柱】
① 地域・家庭との連携を深めながら、科学的認識や基本的技能を育てる教育内容を考え合いましょう。
② 主体的な学びへとつながる教材の研究を深めるために、自由に日頃の実践を持ち寄り、交流しましょう。

 

体育・健康・食教育
【討議の柱】
① 教育の条理にもとづく教育をすすめ、「新学習指導要領」の問題点を明らかにする。
② 子どものリアルな実態によりそった教育実践、教育条件整備について考える。
③ 学ぶよろこびを大切にする健康教育について。

 

生活指導・自主的活動
【討議の柱】
① 学級・学年・学校の集団づくりをどうとり組むか。
② 子どもたちの心をどう理解し、どう信頼関係を築いていくか。
③ 子どもの「荒れ」「いじめ」「学級崩壊」などをどうとらえ、どうとり組むか。
④ 「スタンダード」にとらわれない、子どもから出発した集団づくりにどうとり組むか。

 

発達・評価、学力の問題
【討議の柱】
① 学力テストや習熟度別授業などによる競争と切り捨ての教育の問題点を明らかにする。
② 子どもたちの学力実態を明らかにし、課題のある子どもたちを含む子どもたちの学力を高める具体的な実践を交流する。
③ 「主体的・対話的で深い学び」、道徳・外国語の教科化の問題点を明らかにする。
④ 「観点別絶対評価」「評価基準」の交流をし、問題点を明らかにする。

 

障害児教育
【討議の柱】
これまで「権利としての障害児教育」の確立に向けて運動を進めてきたことに確信を持ち、子どもたちや父母の願いを大切にした、全ての障害児や援助を求めている子どもたちの発達を保障する実践や運動について語り合いましょう。また、通常の学校での通常学級の教育条件や高等教育での課題等、真のインクルーシブ教育や合理的配慮のあり方についても論議しましょう。

 

幼保小接続期の教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
①子どもの家庭や地域でのくらし、保育所・幼稚園・学校での実態や支援を要する子どもたちの実態を出しあい、子どもをとりまく問題点を明らかにします。
② 「子ども・子育て支援新制度」の実情など出しあい交流するなかで問題点を明らかにしていきましょう。
③ 小学校の基礎学力問題、保育所・幼稚園の統廃合・民営化・預かり保育・延長保育などの問題点を話しあい、父母・地域の人々と手を結び改善するための方向を見出していきましょう。
④ 保育所・幼稚園・子ども園・小学校の接続問題について学びあい、実践的課題を出しながら豊かな連携のあり方をさぐります。

 

思春期・青年期の進路と教育(今年度実施しません)
【討議の柱】
 思春期・青年期の生徒・青年たちのリアルな姿を交流しながら、その成長と発達を支えるとりくみを出しあい、深めましょう。
① 生徒・青年のいまの姿や社会へ働きかけ、自らの人生をきりひらくために懸命に生きる姿を交流しましょう。
② 中・高生の卒業後の進路の保障に向けたとりくみについて、その現状と課題を交流しましょう。
③ 政府・文科省、大阪府市や教育委員会がすすめる「教育改革」が及ぼす影響を明らかにしましょう。
④ 憲法と教育の条理にもとづく教育と教育制度のあり方、学校づくりの道すじを明らかにしましょう。

 

人権と教育
【討議の柱】
① 児童・生徒に確かな学力と生きる希望を育む正しい人権認識を育てる教育の中身を明らかにしましょう。
② 学校に子どもの権利条約を生かし、基本的人権を守り、育てる運動・実践の内容を検討しましょう。

 

ジェンダー平等の教育
【討議の柱】
①子どもたちや父母の要求をもとに、進路、労働、家庭、性に関する課題を出しあい、ジェンダー平等をめざす
実践を交流する。
② 憲法と子どもの権利条約をいかしたジェンダー平等教育の教育課程を研究する。
③ 性教育やジェンダー問題への攻撃の実態を明らかにし、はね返す取り組みを広める。

 

 

平和と国際連帯の教育

【討議の柱】

① 核兵器禁止条約発効の意義を子どもたちと学び、考えます。
② 戦争体験者からの「聞き取り」、地域にある戦争を伝えるものから学ぶ大切さを交流します。
③ 被害・加害・反戦抵抗などの側面から過去の戦争を学習します。
④ 原発事故・再稼働、米軍基地、憲法、平和と安全の課題を読み解きます。
⑤ 東北アジアの平和や国際連帯へのまなざしを育てます。

 

 

民主的学校づくり

【討議の柱】

①コロナ禍の中、子どもを主人公にした教育・学校づくりをどうすすめるか
②父母・教職員が協力、共同して安心して楽しく学べる学校をどうつくるか
③自主的・民主的な教育課程づくりをどうすすめるか
④民主的な教職員集団づくりをどうすすめるか
⑤行政による教育介入に対して、現場からどのようにたたかうか

 

 

父母・地域・住民の共同
【討議の柱】
① 子ども・生徒・保護者の願いを率直に出し合いましょう。
② 「こんな学校を、こんな教育を望みます」の声を出し合い、どうつくっていくのかを話し合いましょう。
③ 「いのち・くらし・教育を守る」運動をどうつくっていくのか交流し話し合いましょう。

 

 

環境・公害問題と教育

【討議の柱】
① 東日本大震災、福島原発事故をふまえて、原子力利用・廃棄物処理などの実態を明らかにし、環境教育実践を考える。
② 物質・エネルギー循環と地球環境問題について考え、持続可能な社会(サスティナブルソサエティ)への論議を深める。
③ ダイオキシンやアスベストなどの汚染状況、ごみ処理問題について知り、教育実践や住民運動の中でのとりくみを話し合う。
④ 学習指導要領と「環境教育」とのかかわりを考え、児童・生徒の環境・公害問題に対する認識や関心を高める授業実践について考える。
⑤ 関西空港・高速道路・ダム建設等の大規模開発の実態を明らかにし、干潟・渚・里山・河川などの保全について考える。

 

 

教育課程・教科書問題

【討議の柱】
①GIGAスクール構想下で、子どもとどのように関わり実践してきたか、学年末に向かって実践をどう構築するかを学級・学年のとりくみ、教科の実践、行事や特活のとりくみを通して、議論していきましょう。

②コロナ禍での学習指導要領(小中高)や教科書の問題点(含むデジタル教科書)も考えましょう。

③レポート(秋桜高校)が提起する「学校とは何か」を,討論を通して深めていきましょう。

 

生活科・総合学習
【討議の柱】
① 子どもと学校の実態を語り合おう。
② 「生活科・総合学習」の課題を明らかにしよう。
③ 私たちの目指す「生活科・総合学習」について検討しよう。

 

登校拒否・不登校・高校中退の克服
【討議の柱】
① 登校拒否・不登校の子どもの悩み・苦しみをどう受け止め、どう寄り添い、その成長をどう支援していくのかについて。
② 登校拒否・不登校の子どもが、困難を乗り越え、自立していく道すじについて。
③ 国は、登校拒否・不登校対策として「学習ログ」による「個別最適化」「場所を問わない学び」の導入をはかろうとしており、登校拒否・不登校についての国や自治体の制度・施策にどのような対応が必要かについて。
④登校拒否・不登校の主因である「極度に競争的な」学校を、教職員・保護者・地域・専門機関の協同により、子どもたちを主人公とした学校にどう変えていくかについて。

「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」に対する大阪障害児教育運動連絡会の見解

障害のある子どもをふくめた全ての子どもの発達が保障される教育の実現を求めます
「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」(文部科学省2022年4月27日付通知)に対する見解

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 大阪の障害児教育にかかわる6 団体でつくる「大阪障害児教育運動連絡会」は、文部科学省が4月27日に発出した通知「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」に関する見解を9月22日にとりまとめて公表しました。

 ぜひ多くの皆さんにお読みいただき、ご意見などをお寄せいただきますようお願いいたします。

 

<見解文中より 「私たちの願い」>

…文科省通知は、教育そのものが抱える問題、在籍が増える理由の本質に触れられていません。そして、不十分な支援体制の中で、大阪の特別支援学級担任が担ってきた重要な役割についても触れることなく、「特別支援学級」を拠り所にしてきた保護者の思いを汲む内容は、一切示されていません。それにもかかわらず、通知が特別支援学級での授業時数を根拠に「学びの場の変更」を求めることは極めて不適切です。保護者の願いや子どもの状況、
地域の実情を踏まえずに、紋切り型に切り捨てるようなことは、とうてい認められません。私たちは、障害のある子どもたちの発達を保障する教育を求めます。そのためにも、

 

・地域に密着した小規模・適正な特別支援学校の新設
・特別支援学級の定数改善(当面6人に)と増設置
・通級指導教室の全校設置と定数改善、指導・支援体制の充実
・特別支援コーディネーターの専任配置
・中学校も含めた義務教育全学年35人学級の実現など通常学級の定数改善
・通常学級での合理的配慮を可能とする人的・物的・技術的な諸条件の整備
・看護師・介助員・相談員等、障害のある子どもの支援を充実するための人的配置

など、教育条件の改善を強く求めます。そしてその改善が、保護者や子どもの思いを十分に聞き取って進められることを原則とするよう求めます。

 

<大阪障害児教育運動連絡会 構成団体>
大阪府立障害児学校教職員組合
大阪教職員組合障害児教育部
大阪障害児・者を守る会
大阪の障害児教育をよくする会
全国障害者問題研究会大阪支部
障害者(児)を守る全大阪連絡協議会

 

連絡先/〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7-11 大阪府教育会館704 号
TEL (06)6765-8904 FAX (06)6765-8905

教育のつどい大阪2022特設ページ

教育のつどい大阪2022豊能ブロック 分科会

・教科別分科会11/12(土)10:00~

・問題別分科会11/19(土)10:00~

 

 

 分科会の詳細はこちらをご覧ください(こちら)。

分科会の討議の柱(こちら

いずれも会場は、豊中市立大池小学校です。参加費無料。

 

 

【9/19更新】「教育のつどい大阪」全体会はオンラインを含め中止します

●非常に強い台風が近づいており、急激に雨、風が強まる危険性があるので、中止にします。

 

教育のつどい大阪2022豊能ブロック

kyouiku_2022

  ※全体会資料はこちら

 

 【全体会】

日時:2022年9月19日(月・祝)
開会:13:30 開場:13:00
参加費:無料

 

記念講演
公教育の危機―子どものための教育を取り戻そう―

講師:鈴木 大裕さん(教育研究者・土佐町議会議員)

 

会場:池田市民文化会館アゼリア小ホール&オンライン

〒563-0031 大阪府池田市天神1-7-1
阪急宝塚線 石橋阪大前駅西出口より徒歩約8分

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