チャレンジテスト結果を内申点に反映するな
大阪府教育委員会は、1月11日に中学1・2年生に対して「チャレンジテスト」を実施しました。中学1・2年生の場合は、そのテスト結果を府教委作成の「評定の範囲」に照らし、範囲内でない場合は成績の変更を余儀なくされます。昨年度に行われた同学年のテストは、延べ2万人で生徒が成績を変更されました。
たった1回のテスト結果で、成績の変更を余儀なくされることは到底納得のできるものでありません。秋から取り組んだ団体署名は、多くの単組・支部、分会、諸団体から寄せられ、昨年度を大きく上回りました。
毎日放送が11日、大阪教職員組合を取材し、「11日に実施されたチャレンジテスト。1、2年生の約13万8000人が受けました。科目ごとに5段階で評価され、高校入試の内申点に反映されます。学校側の評価とテストの結果に大きな差があった場合、内申点が修正されます。これまでの2回のテストでは、受験者数全体のそれぞれ約3パーセント、2万人ほどの内申点がテスト結果によって修正されました。中には評価が4段階上がった生徒や、3段階下がった生徒もいました」と報じました。
また、番組では組合が行ったアンケートを報道し、「先生方が1年間通してつけた評価を1回で変更するのはおかしな制度」「冬休みの宿題に過去問題を渡すとか、点数の取れない子どもを呼んでテスト対策をする学校が増えている」と組合の主張を紹介しました。
画像は毎日放送「高校入試の内申点に反映の『チャレンジテスト』 学校現場では変化も |MBS 関西のニュース 」より
(2018.1.12)