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2022年お知らせ民主教育活動紹介・見解

「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」に対する大阪障害児教育運動連絡会の見解

障害のある子どもをふくめた全ての子どもの発達が保障される教育の実現を求めます
「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」(文部科学省2022年4月27日付通知)に対する見解

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 大阪の障害児教育にかかわる6 団体でつくる「大阪障害児教育運動連絡会」は、文部科学省が4月27日に発出した通知「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」に関する見解を9月22日にとりまとめて公表しました。

 ぜひ多くの皆さんにお読みいただき、ご意見などをお寄せいただきますようお願いいたします。

 

<見解文中より 「私たちの願い」>

…文科省通知は、教育そのものが抱える問題、在籍が増える理由の本質に触れられていません。そして、不十分な支援体制の中で、大阪の特別支援学級担任が担ってきた重要な役割についても触れることなく、「特別支援学級」を拠り所にしてきた保護者の思いを汲む内容は、一切示されていません。それにもかかわらず、通知が特別支援学級での授業時数を根拠に「学びの場の変更」を求めることは極めて不適切です。保護者の願いや子どもの状況、
地域の実情を踏まえずに、紋切り型に切り捨てるようなことは、とうてい認められません。私たちは、障害のある子どもたちの発達を保障する教育を求めます。そのためにも、

 

・地域に密着した小規模・適正な特別支援学校の新設
・特別支援学級の定数改善(当面6人に)と増設置
・通級指導教室の全校設置と定数改善、指導・支援体制の充実
・特別支援コーディネーターの専任配置
・中学校も含めた義務教育全学年35人学級の実現など通常学級の定数改善
・通常学級での合理的配慮を可能とする人的・物的・技術的な諸条件の整備
・看護師・介助員・相談員等、障害のある子どもの支援を充実するための人的配置

など、教育条件の改善を強く求めます。そしてその改善が、保護者や子どもの思いを十分に聞き取って進められることを原則とするよう求めます。

 

<大阪障害児教育運動連絡会 構成団体>
大阪府立障害児学校教職員組合
大阪教職員組合障害児教育部
大阪障害児・者を守る会
大阪の障害児教育をよくする会
全国障害者問題研究会大阪支部
障害者(児)を守る全大阪連絡協議会

 

連絡先/〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7-11 大阪府教育会館704 号
TEL (06)6765-8904 FAX (06)6765-8905

(2022.9.28)